黒坂祐個展「そっぽを向く絵」

2023年5月12日(金)-28日(日)
1-7 pm

休廊日:月・火・水曜日
入場無料

黒坂祐個展「そっぽを向く絵」展示風景
黒坂祐個展「そっぽを向く絵」展示風景

下北沢アーツは、黒坂祐個展「そっぽを向く絵」を開催いたします。
黒坂祐は1991年千葉県生まれ。2019年東京藝術大学美術研究科油画専攻第3研究室修了。
在学中より、共同スタジオを立ち上げるなど、幅広く活動。2019年にはシェル美術賞グランプリ受賞。現在は絵画制作を活動の中心とし、個展やグループ展など多数参加しています。
2型2色覚である黒坂は、積極的に色覚の多様性を主題の一つとしています。

椰子の木、シャワー、コウモリ、車などモチーフが特に印象的だったこれまでの黒坂祐の作品。
本個展では"自身の色覚特性をきっかけに、「色弱の絵画」の確立を目指す"という制作の主題を改めて明確にするべく、色に意識が向く作品を制作展示しています。
弛まぬ挑戦を続ける黒坂祐の最新作をぜひご高覧ください。

アーティスト・ステートメント

色は共通言語としてコミュニケーションに多く用いられるが、それはただの一側面であって全てではない。
絶対的で、孤独で、伝えられないのもまた色の性質なのではないかと思う。
絵だって何かを伝えるために描くのではない。
誰にも届かなくても色は色だし、絵は絵だ。

黒坂 祐(くろさか ゆう)
1991年    千葉県習志野市に生まれ
2017年    東京藝術大学絵画科油画専攻卒業
2019年    東京藝術大学美術研究科油画専攻第3研究室修了
自身の色覚特性をきっかけに、「色弱の絵画」の確立を目指している。

個展
2023年
「眺めと見分け」 KATSUYA SUSUKI GALLERY, 東京
2022年 
「project N 87 黒坂祐」東京オペラシティアートギャラリー, 東京
2020年
「いくつかのリズム、不活性な場所」 四谷未確認スタジオ, 東京
2018年 
「荒れた庭、空っぽの部屋からの要請」 四谷未確認スタジオ, 東京
2017年  
「少し横になっている間」Yuga gallery, 東京
「きょうまでいきてこられてよかった」 野方の空白, 東京
「weak value」 itadakiBLDG., 東京
2016年    
「ひとつのところにいる」space dike, 東京
「ここからできるだけ遠くへ」黒坂祐の実家

グループ展
2022年  
「grid」biscuit gallery, 東京
2021年  
「Collectors’ Collective Vol.5」biscuit gallery, 東京
「emarging artist」500m美術館, 北海道
「yangyoung okazaki Vol.1」 MtK Contemporary Art, 京都
2020年 
「空っぽでいられる間」高円寺の空き店舗, 東京
「荒れ地のアレロパシー」 三越コンテンポラリー, 東京
2019年 
「After Opening」四谷未確認スタジオ, 東京
「富士山展2.0-ザ・ジャイアントリープ-」 四谷未確認スタジオ, 東京
2018年
「絵画運動(ラフ次元)」四谷未確認スタジオ, 東京
2017年
「アタミアートウィーク2017」 熱海, 静岡
2016年
「コラプスイブ」 旧豊島区役所, 東京
2015年
「空中にて」3331 Arts Chiyoda, 東京
「ストレンジャーによろしく」名古屋市民ギャラリー矢田, 愛知
2014年  
 「ストレンジャーによろしく」太田駅なか文化館, 群馬

受賞
2019年 シェル美術賞グランプリ

活動
2016年〜 参加[sanka]運営
2018年〜 四谷未確認スタジオ、株式会社バスユニット立ち上げ

黒坂祐《岩/波》,2023年, 綿布に油彩, 112x145.5x3cm(F80)
黒坂祐《浅瀬》,2023年, 綿布に油彩, 72.7x91x3cm(F30)
黒坂祐《そっぽを向く絵》,2023年, 綿布に油彩, 27.3x22x3.5cm(F3)
黒坂祐《相》,2023年, 綿布に油彩, 27.3x22x2.5cm(F3)
黒坂祐個展「そっぽを向く絵」展示風景
黒坂祐個展「そっぽを向く絵」展示風景
黒坂祐個展「そっぽを向く絵」展示風景