「wonderland」ショウケイギョウ、藤原彩芽、もりさこりさ、和田咲良

2024年1月17日(水) - 28日(日)
1-7 pm

休廊日:月・火曜日
入場無料

下北沢アーツは4人の作家によるグループ展「wonderland」を開催いたします。"wonderland"は、自然の驚異、素晴らしい景色、アリスのような摩訶不思議な世界、村上春樹の小説など幅広いイメージがあります。いずれも心が動かされる何か、その体験により自らの内から照らされるような世界です。本展示では、4人の作家がそれぞれの色、線、形によりユニークな幻想世界"wonderland"を展開いたします。
新年を祝福する小作品とドローイング展をぜひご高覧ください。

「wonderland」ショウケイギョウ、藤原彩芽、もりさこりさ、和田咲良、展示風景
「wonderland」ショウケイギョウ、藤原彩芽、もりさこりさ、和田咲良、展示風景
藤原彩芽《家、人》2023年, 木製パネルに油彩, 27.3x41cm(P6)
藤原彩芽《無題》2023年, 紙に油彩, 29.7x21cm(A4),額装43x33cm
ショウケイギョウ《3時の噴水》2023年, キャンバスに油彩, 19x27.3cm(P3)
ショウケイギョウ《焼け野原を走れ》2023年, 紙に水性ペンとマーカー, 16x12.1cm, 額装22x16x3cm
和田咲良《Hand and Snake》2023年, キャンバス, 油彩,フェイクファー, 木材, 43x38cm
和田咲良《しずかに》2024年, キャンバスに油彩, 19x24x4.5cm
もりさこりさ《今日は紫を追いかける》2023年, キャンバスに油彩, 19x27.3cm(P3)
もりさこりさ《羽が欲しかった》2023年, ケント紙に水彩, 29.7x21cm(A4), 額装43x33cm


ショウケイギョウ

1992年 中国山東省生まれ
2023年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業

アーティスト・ステートメント
公園が好きだ。そこにあるのは噴水と木と小鳥と、ただ無意味に捧げる時間だけ。
「意味」だらけの都会の中に、この場所は正にある種の異空間だと思う。
公園はいつも、私のWONDERLAND。



藤原彩芽(ふじわら あやめ)

2001年 宮城県生まれ 
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻入学 現在第四学年在籍中

展示
2023年
グループ展「muni Art Award 2023展」ぎゃらりい秋華洞、東京
グループ展「第10回記念未来展」日動画廊、東京
グループ展「Raising Piggy with ketchup」Room_412、東京
2022年
グループ展「CAF賞2022入選作品展」代官山ヒルサイドフォーラム、東京

受賞
2023年 muni Art Award グランプリ、土方明司賞受賞
2022年 CAF賞2022入選、保坂健二郎審査員賞受賞

奨学金
2023年 武蔵野美術大学校友会奨学生

アーティスト・ステイトメント
複数のイメージを眺めるようにして絵を描いている。
過去のイメージが新しいイメージで見えなくなったり、イメージが素直に繋がって、強く定着したりする。



もりさこりさ


2003年 東京都生まれ。
2022年 東京学館船橋高校美術工芸科卒業。
2023年 多摩美術大学絵画科油画専攻2年在籍中。
好きな作家・影響を受けた作家:藤田嗣治、ハマスホイ、ルドン、ヘンリー・ダーガー、金子國義、宇野亜喜良、近藤聡乃、ルソー、シャガール

個展
2023年
「ムード・インディゴ」下北沢アーツ、東京
「庭のはなし」スペースくらげ、神奈川
2022年
「お月様のいたずら」代官山ヒルサイドテラスE棟サロン、東京

グループ展
2023年
「長亭GALLERY展2023、ファイナリスト展」長亭ギャラリー、東京
「CHANGTING GALLERY 3RD EXHIBITION」長亭ギャラリー、東京
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.28」WHAT CAFE、東京
「人」長亭ギャラリー、東京
「Arts Students STARS」+ART GALLERY、東京
2022年
「みんなだいすき。」スペースくらげ、神奈川
東京堂書店、東京
「GINZA COLLECTOR’s CLUB」銀座蔦屋書店、東京
「WHAT CAFE × WHYNOT. TOKYO EXHIBITION」WHAT CAFE、東京
「Roots-居場所と拠り所-」gallery re:tail、東京
「Insight II 2022」 GALLERY AND LINKS、東京
「-ECHO-」 blanc gallery、東京
「日動画廊 第57回昭和会展」日動画廊、東京
「FACE2022展」SOMPO美術館、東京
「ゾンビがいる絵展」 スペースくらげ、東京
2021年
「学展」国立新美術館、東京
「第6回星乃珈琲店絵画コンテスト」星乃珈琲店
「世界絵画大賞展」東京都美術館、東京
「全日本学生美術展」東京都美術館、東京

受賞
2022年
日動画廊 第57回昭和会展 入選
FACE2022展 入選 SOMPO美術館
2021年
学展 優秀賞 国立新美術館
世界絵画大賞展 入選
第6回星乃珈琲店絵画コンテスト 準グランプリ
2020年
環境教育ポスターコンクール 文部科学大臣賞

制作コンセプト
並行する別世界について描いています。
現実で革命や戦争が起これば向こうでも起こりますし、彼らは現実と並行世界とで2つの姿をもっています。
その姿は私が描くことによって可視化され、まるで本当に息づいているような手応えを感じています。描写において具象と抽象の間を揺れ動くのはその情景の解像度が異なるからです。

生きる上での不条理、夢のように幸福な出来事、言葉と共に物語を紡ぎながら描いてゆきます。多角的に鑑賞していただけると本望です。
どこまでが真実かもわからない複雑にできた世の中ですが、守るべき尊厳の為に私は描くことで主張し続けます。
そして描かれた人物が、また新たな物語の語り部となるでしょう。



和田咲良(わだ さくら)

1999年 神奈川生まれ
2019年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域入学
2023年 同大学在籍

個展
2022年 「リバティに接近する」泰明画廊、東京
2021年 「犬はレゲエでチルする(らしい)」 Gallery美の舎、東京
2020 年 「I love you」 switch box あけ/たて、神奈川

グループ展
2023 年 「ジャム」KOGANEI ART SPOTシャトー2F、東京
2022 年 「宇宙的袜子」元映画館、東京

受賞
2023年 「FACE2023」 入選
2021年 「美術新人賞デビュー2021」グランプリ
2020年 「Gallery美の舎学生選抜展2020」奨励賞

アーティスト・ステートメント
和田咲良は、人間社会のコミュニティに生じる問題(距離やバランス)を作品と観賞者に置き換えることで再考し、問題について模索するために制作する。幼少期に身近にあった物語やアニメーションを引用するのは作品と観賞者の相互交渉を促すための試みである。多様なメディウムを介することによって多視点的な根拠を発見できると考えるため、日々自身が身体的に興味を抱いたメディウムを作品にする。