和田咲良個展 emocleW

2024年5月10日(金) - 26日(日)
1-7 pm

休廊日:月・火・水
入場無料
レセプション:5月11日(土)5-7pm
*レセプションはどなたでもご参加いただけます。

和田咲良《emocleWラグ》2024年, ブライトフェイクファー, ベロア, 33×80cm

下北沢アーツでは和田咲良個展「emocleW」を開催いたします。和田咲良は1999年神奈川県生まれ、2024年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域を卒業しています。
和田は他者との関係をテーマに制作しています。これまで、映画、プール、多肉植物、ケルベロス、人狼などをモチーフに、支持体から制作する油画を中心に、ぬいぐるみ、ラグ、映像作品など幅広い表現に挑戦しています。今年の東京造形大学卒業制作展で圧巻だった和田のインスタレーション。人狼、ケルベロス、雉を取り合う人と犬、ぬいぐるみの映像、ラグ、レコードプレーヤー、そこから醸されるのは怖くて、脆くて、可笑しい、多面的な存在である人間の本能と理性、人間と人間、人間と動物や植物との関係性。暴力や差別などの負の関係性にも目を背けず、ポップに表現しようと試みる和田の作品は鑑賞者に切実に迫ります。
今回の個展タイトルは、卒業制作でも印象的だったラグにも描かれていたWelcomeを反対に綴ったemocleW。このタイトルが意味するものは何なのでしょうか。表と裏、回転など、和田が会場に散りばめたCUE(ヒント)を手がかりに想像しながら、じっくりとご高覧ください。
注目の若手作家和田咲良の東京造形大学卒業後初個展をぜひお見逃しなく。みなさまのお越しをお待ちしております。

アーティスト・ステイトメント
人間のコミュニティに生じる問題を作品と観賞者の関係性を利用して再考し、空間に配置された手掛かりから相互交渉を試みる。

和田咲良《emocleWラグ》2024年, ブライトフェイクファー, ベロア, 33×80cm
和田咲良《眠いパピー》2024年, キャンバスに油絵具, フェイクファー, 34×30.5cm
和田咲良《untitled》2024年, キャンバスに油絵具, 21×25cm

和田咲良(わださくら)
1999年神奈川県生まれ
2024年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域卒業
好きな作家:Mike Kelley、Vito Acconci、坂本龍一など

個展
2022年 「リバティに接近する」泰明画廊、東京
2021年 「犬はレゲエでチルする(らしい)」Gallery美の舎、東京
2020年 「I love you」 switch box あけ/たて、神奈川

グループ展
2023年
「ジャム」KOGANEI ART SPOTシャトー2F、東京
「FACE展2023」SOMPO美術館、東京
2022年
「宇宙的袜子」元映画館、東京
2021年
「現代カワイイ展-カワイイってなんだろう?-」River Coffee & Gallery、東京
「ACTアート大賞展2021」The Artcomplex Center of Tokyo、東京
「美術新人賞デビュー2021入選展」泰明画廊、東京
2020年 
「Gallery美の舎学生選抜展2020」Gallery美の舎、東京

受賞歴
2024年 
ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI2024 小山登美夫賞、藪前知子賞
「東京造形大学卒業研究・卒業制作展」ZOKEI賞
2023年
「FACE2023」入選
2021年
「美術新人賞デビュー2021」グランプリ
2020年
「Gallery美の舎学生選抜展2020」奨励賞