佐藤絵莉香個展「SPACE DRIVER」
2023年2月10日(金)-26日(日)
1-7 pm
休廊日:月・火・水曜日
*祝日2/11(土)・2/23(木)も営業。
入場無料
オープニング・レセプション:2月10日(金)6-8pm
*オープニング・レセプションはどなたでもご参加いただけます。
下北沢アーツは、佐藤絵莉香個展「SPACE DRIVER」を開催いたします。
佐藤絵莉香は1996年神奈川県生まれ、2022年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。2021年シェル美術賞において学生特別賞受賞の実力を持ち、個展やグループ展などにおいて積極的に作品を発表している気鋭の若手作家です。
佐藤は、幼い頃から絵を描くことが好きで、小学生の時には一生絵を描き続けることを決意します。高校では絵本作家に憧れていましたが、武蔵野美術大学に入学後、現代美術作家の作品に刺激を受け油画画家を志します。
佐藤の作品の魅力は、伸び伸びと大らかな筆致や懐かしさを感じるカラフルで穏やかな色彩です。モチーフは具象から抽象に近いものまで幅広く挑戦しており、どれもしみじみとしたユーモアが感じられます。
佐藤の絵画は、キャラクターなど佐藤が好きな物事や日常生活において浮かんだアイデアを出発点に、キャンバス上で繰り広げられる絵具と筆の行き来により広がり繋がった物語です。
佐藤の作品を観ていると、誰しも一人で歩いていかなければいけない人生の孤独を当たり前に噛み締めながら、自分を見つめ、絵画上で空想し、そんな自分をも客観的に観察しているような達観した視点を感じられます。
それは、幼い頃から描く人を志していた佐藤の覚悟と作品制作への誠実さによるのだと思います。
高校は天文部、映画「2001年宇宙の旅」が好きで、今も天体望遠鏡で星の観察をしているという宇宙ファンの佐藤による”SPACE DRIVER”をぜひお楽しみください。
アーティスト・ステイトメント
生活の中で地球を故意的によく徘徊する。
夜中に1時間歩いてみたり、自転車で知らない街を目的もなく駆け回ったり、電車で意味もなく終点まで乗って車窓をただ眺めたりする。時にはグーグルマップを利用して手のひらの上の四角い画面の地球を上空からあちこち眺めたりもする。
そんな行動をしていたら、なんだか自分がまるで宇宙飛行士になったような気分になった。真っ暗な宇宙に放り出され、ひとりぼっちで彷徨ってる宇宙飛行士のように。
絵を描いている時も似たような感覚に陥る。絵具と絵具のスペースを筆で縦横無尽に彷徨いながら、描き進めていく。
そういったような何かと何かが自分の中で繋がった時、広がるストーリー性を軸に私は絵を描いている。
佐藤絵莉香(さとうえりか)
小学生で絵を描き続けることを決意。高校では絵本作家に憧れていたが、大学で現代芸術作家の作品に刺激を受け油画画家を目指す。
好きな作家:ミリアム・カーン、フィリップ・ガストン、中園弘二、リチャード・オールドリッチなど
1996年 神奈川県生まれ
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2022年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 修了
個展
2022年
「つよくて、ニューゲーム」(GALLERY b.TOKYO 、東京)
2020年
「えのぐぬりとサテライト」(gallery TOWED 、東京)
グループ展
2022年
「ときめき絵画道」(HB.Nezu 、東京)
「エピソードone 次世代アーティスト16人展vol.1」(阪急うめだ本店 、大阪)
2021年
「Expression」(長亭GALLERY 、東京)
「シェル美術賞展2021」(国立新美術館、東京)
「SHIBUYA STYLE vol.15」(西武渋谷店 、東京)
「千年のすみか/三時の光」(木曽ペインティングス 、長野)
「若手の抽象絵画」(長亭GALLERY 、東京)
「Hazy memories―曖昧な記憶―」(そごう横浜店 、神奈川)
2020年
「ムササビのアブラ」(SHINBI GALLERY、東京)
2019年
「Collectors 'Collective vol.1」(MEDEL GALLERY SHU、東京)
「gallery TOWED1周年記念展」(gallery TOWED、東京)
受賞
2021年
シェル美術賞2021 学生特別賞