佐藤絵莉香・福原優太 2人展「SPOT」
2025年7月26日(土)-8月11日(月・祝)
1-7pm
休廊日:月・火・水
*8/11(月・祝)は開廊
オープニング・レセプション*:7月26日(土)5-7pm
* オープニング・レセプションはどなたでもご参加いただけます。
online storeでも展示作品の一部をご覧いただけます。


下北沢アーツでは佐藤絵莉香・福原優太2人展「SPOT」を開催いたします。佐藤絵莉香と福原優太は共に2020年武蔵野美術大学油絵専攻卒業の同級生です。在学中から互いの作品を観て、語り、影響し合って来ました。卒業し、2人共作家として活動を始めた後も現在まで切磋琢磨し創作活動を高めています。
本2人展を開催するに当たり、改めて2人の作品や制作過程を振り返り、その共通点として「場所」というキーワードが浮かび上がりました。佐藤絵莉香はある場所とそこから生じる心の動きや自らの記憶と紐付け絵画上で再構築し、風景に混じり合うように生き物を重ねます。福原優太は日常的な移動中の風景に惹かれ、その印象を基に記憶の中の風景を描き出します。今まで無題が多かったタイトルに具体の場所を挙げより特定の場所にフォーカスした作品となりました。
場所に着目し真摯に描き続ける美大同級生2人が表す個人的で普遍的なSPOT(場所)、その作品と2人の共通点や距離感にもぜひご注目ください。作品を観た方の想いや感情が地層のように重なり、特別な場所となればと願っています。
アーティスト・ステイトメント
私は「ものなり」を描きたいと思っている。「ものなり」とはものの成り方のことだ。「人となり」や「土地柄」という言葉があるように、その場所やものが潜在的に持っているイメージに私は興味がある。そのイメージを絵画として表層に表すように場所に対して画面上でアプローチを試みる。
風景を見たとき気持ちが変わる瞬間、穏やかな海を見たら穏やかな心になったり、不穏な場所を歩く時は警戒して目つきが鋭くなったりする。特定の場所自体が持つ感情と自身の場所によって変わる感情を絵画に出てくる生き物たちには落とし込んでいる。
それと同時にその場所ではどんな営みが日常で流れているのかを想像することもある。
私は工場の風景を見ていたら、工場で働いている父の姿を思い出す。個人的な体験や記憶に基づいたイメージは私が絵画を描く上で大切な役割を担っている。
私にとって重要なことは、そこで起きているドラマではなく、その場所自体が持つ息遣いや自分個人の経験を紐付けさせ、絵画の中で再構築して表現することだ。
これはいわば、その場所の自己紹介みたいなものかもしれない。
佐藤絵莉香
移動のなかで出会う風景に、私は長く惹かれてきた。
滑るように過ぎていく街並み、風に揺れる木の影、夕暮れに染まる建物の壁。
しかし、私の絵はそうした風景を再現しているわけではなく、最初から「特定の場所」を描こうと決めているわけでもない。
私はまず絵の具を置き、偶然に身を委ねる。
痕跡や色の重なりが画面に現れるにつれて、身体に沈んでいた風景の記憶がにじみ出てくる。
それは、私が確かに「そこにいた」という感覚と結びついて、ひとつの場所をかたちづくっていく。
絵画とは、他者と視線を交差させ、過去の風景を追体験させると同時に、
自らの存在をそこに刻みつける営みでもある。
そのために私は、描き直し、向きを変え、無駄に見える迂回を何度もくり返しながら、
たしかな実感にたどり着こうとしている。
福原優太






佐藤絵莉香(さとうえりか)
1996年神奈川県生まれ
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業
2022年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了
個展
2024年 「Home ground」長亭GALLERY、東京
2023年 「SPACE DRIVER」下北沢アーツ、東京
2022年 「つよくて、ニューゲーム」GALLERY b.TOKYO 、東京
2020年 「えのぐぬりとサテライト」gallery TOWED 、東京
グループ展
2025年
「OIL ART MARKET 2025」銀座蔦屋書店銀座アトリウム、東京
2024年
「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024」福岡国際センター、福岡
2023年
「日中韓現代美術展」貴州美術館、中国
「SHIBUYA STYLE vol.17」西武渋谷店、東京
「CHANGTING GALLERY 3RD EXHIBITION」長亭GALLERY、東京
「人」長亭GALLERY、東京
「’Oumuamua」gallery TOWED、東京、artgallery opaltimes、大阪、OF、岡山
2022年
「ときめき絵画道」HB.Nezu 、東京
「エピソードone 次世代アーティスト16人展vol.1」阪急うめだ本店 、大阪
「Expression」長亭GALLERY 、東京
2021年
「シェル美術賞展2021」国立新美術館、東京
「SHIBUYA STYLE vol.15」西武渋谷店 、東京
「千年のすみか/三時の光」木曽ペインティングス 、長野
「若手の抽象絵画」長亭GALLERY 、東京
「Hazy memories―曖昧な記憶―」そごう横浜店 、神奈川
「イケセイスタイル」西武池袋本店、東京
2019年
「Collectors 'Collective vol.1」MEDEL GALLERY SHU、東京
「gallery TOWED1周年記念展」gallery TOWED、東京
受賞
2022年 武蔵野美術大学卒業修了制作2022 優秀賞
2021年 シェル美術賞2021 学生特別賞
2020年 武蔵野美術大学卒業修了制作2020 優秀賞
福原優太(ふくはらゆうた)
1997年東京都生まれ
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業
個展
2024年
「INPUT50000」BEAK585 GALLERY、大阪
2022年
「三度目の正直-Last garden The Movie-」GINZA SIX 銀座蔦屋書店アートウォール、東京
「The Garden once again」マキイマサルファインアーツ、東京
「The garden」下北沢アーツ、東京
グループ展他
2024 年
「具象⇔抽象」ASTER Curator Museum、金沢
「ART BAY TOKYO2024」biscuit gallery、東京
「水面を覗く」下北沢アーツ、東京
「grid3」biscuit gallery、東京
「この愛は始まってもいない」NEWoMan YOKOHAMA、神奈川
「Hello, Art」DAFT about DRAFT FLAGSHIP STORE、東京
2023年
「True colors」ARTDYNE、東京
「biscuit gallery Christmas exhibition」biscuit gallery、東京
「GENE世代を超えた遺伝子たち」gallery華、東京
「nine colors」阪急梅田、大阪
「grid2」biscuit gallery、東京
2022年
「LOVE&PEACE展 2022」SOGO広島、広島
「nine colors」阪急梅田、大阪
「ART IS…」WHAT CAFE、東京
2019年
「introduction」S.Y.P Art Space、東京
受賞
2021年 シェル美術賞2021 グランプリ


