The party 片口南・後藤瑞穂・高木いろ佳・弓月
2024年12月25日(水) - 2025年1月12日(日)
1-7 pm
休廊:12/30(月) - 1/7(火)
入場無料
自ら収集したアンティークや雑貨を丁寧に並べ、その神性を表現する片口南、
日常的な仕草や道具、果物をモチーフに戦争や差別と身体の関係を表す後藤瑞穂、
洋風皿のように、自分に身近な風景や人工物を記念した絵付食器を描く高木いろ佳、
社会の歯車の中でいなかったことにされてきた者たちに焦点を当て制作する弓月、
本展にて、4人それぞれのパーティが催されます。
片口 南(かたぐち みなみ)
東京都出身
2020年 東京都立上野高等学校卒業
2024年 女子美術大学美術学科洋画専攻卒業
展示
2024年
「薔薇と星」haco -art brewing gallery-、東京
「背徳 みだれる少年2024」SUNABAギャラリー、大阪
2023年
「Skew position」アートスペース木村ASK、東京
「第11回前田寛治大賞展」東京、鳥取
「背徳 みだれる少年2023」SUNABAギャラリー、大阪
2022年
「さかさまの世界Ⅱ」SUNABAギャラリー、大阪
2021年
「Hello 2021 summer新人歓迎」SUNABAギャラリー、大阪
受賞
2024年女子美術大学美術館奨励賞、加藤成之記念賞受賞
アーティスト・ステートメント
今までに蒐集したアンティークや雑貨を丁寧に並べ、その姿を描いている。個人的な信仰心を宿すそれは、静物画というより寧ろ宗教画に近い。日常の中で愛する物を見つけること、大切にすること、美しい物を諦めないこと、そういった思いから、自分にとっての祭壇-神棚や仏壇、御守りのような-を作っている。静物を、単なる寓意やメタファーにとどまらせたくないという思想から、独自の絵画形態となるよう宗教的精神性を追求している。
後藤 瑞穂(ごとう みずほ)
2001年 東京都生まれ
2023年 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
現在、女子美術大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻洋画研究領域在籍(休学中)
好きな作家:
バルテュス、フェリックス・ヴァロットン、ヴィルヘルム・サスナル、リュック・タイマンス
展示
2024年
個展「アボカドを拾う、本を持つ」下北沢アーツ、東京
グループ展「 Prologue XV 2024」GALLERY ART POINT、東京
グループ展「Snapshot」ARTDYNE、東京
グループ展「パレスチナ あたたかい家」NAMNAM SPACE、神奈川
グループ展「Group Show」日本橋三越コンテンポラリーギャラリー、東京
2023年
IDEMITSU Art Award展 2023、国立新美術館、東京
グループ展「Coil展」art space kimura ASK?P、東京
神奈川県美術展、神奈川県民ホール、神奈川
グループ展「swim to.....」ハーモニーホール座間、神奈川
グループ展「EPIC PAINTERS VOL.12」THE blank GALLERY、東京
2人展「遠い記憶に、ふたしかな横顔をとらえて」 AYUMI GALLERY、東京
第46回東京五美術大学連合卒業・修了制作展、国立新美術館、東京
2022年
神奈川県美術展、神奈川県民ホール、神奈川
受賞
2023年
IDEMITSU Art Award 2023 学生特別賞
第58回神奈川県美術展 神山財団賞
2022年
第57回神奈川県美術展 入選
アーティスト・ステイトメント
日常的な仕草や道具、果物をモチーフとして、身体が戦争や差別といった大きな暴力に強く影響されることについて描いている。
1938年3月12日にロンドンで開かれた公式昼食会にはイギリスの政治家とナチス・ドイツ外務大臣が招待されていた。ドイツがオーストリア侵攻の準備をはじめたとき、彼らはコーヒーにワイン、ケーキを食べていた。
ドイツにオーストリアが併合され、ウィーンでは喜ぶ人々、色とりどりの紙吹雪や小旗を振る少女たちのあいだで、ユダヤ人が補道をバケツとブラシで掃除をさせられたこと、
終わらないガザの虐殺と、私たちの足元に落ちている花について。
高木 いろ佳 (たかぎ いろか)
1997年 東京都生まれ
2021年 東京藝術大学絵画科油画専攻入学
主なグループ展
2024年
「FIRST CONTACT」REIJINSHA GALLERY、東京
「INTRO 1(イントロ・ワン)」代官山ヒルサイドテラス、東京
2023年
「Little Ueno / リトルウエノ」ABAB UENO、東京
アーティスト・ステイトメント
身近にある日用品は使うことができれば何でも良いと思うのですが、私は装飾性のあるものに惹かれます。自分で器を作る機会があった際、絵付け皿の装飾として、白い皿に青の絵付けで絵柄はヨーロッパの風土、カントリーサイド(田園風景)やログハウスが思い浮かびました。海外に行ったことのない私からすれば未知の風景なのですが、ヨーロッパの人々にとっては身近なものを描写しているのだろうから、私も自分の今住んでいる実家の付近を描くことにしました。一見昔の民芸品のようなものに現代的なモチーフが描かれていること、また、身近なものに身近なものを描写するという面白さも生まれました。
弓月(ゆづき)
2004年 日本生まれ
2023年 東京藝術大学絵画科油画専攻入学
グループ展
2024年
「intersection 2」(biscuit gallery)銀座蔦屋書店、東京
「Ryota Miyayama + Yuzuki Duo Exhibition 」biscuit gallery、東京
「grid next 」 biscuit gallery、東京
「穴」GALLERY33、東京
ART EXPO NEW YORK(GALLERY AZUR)Pier 36、ニューヨーク
2023年
「RGB SKY」M.A.D.S. ART GALLERY, ミラノ
メディア掲載
2024年 小学館「steenz」オンライン
アーティスト・ステイトメント
社会の歯車の中で、聞こえないふり、見ないふり、そして存在さえもなかったことにされてきた者たちに焦点を当てて作品を制作している。